ライブ配信で使う長い映像ケーブルは何を使う?

一般的に映像のケーブルといえばHDMIケーブルですよね。
私たち配信業者もメインのケーブルはHDMIケーブルを使用しています。

しかしHDMIケーブルは通常10mくらいが限界と言われています。
理由は5mを超えるHDMIケーブルは周囲のノイズを拾ってしまい、映像が映らなくなったり乱れたりしトラブルが多発します。
長ければ長いほどノイズを拾う確率が高くなります。
そのためホールなどでカメラまで30m~50も距離がある場合、一般的なHDMIケーブルは使えません。
配信用HDMIケーブルとは

配信業者が使う光HDMIケーブル

私たち配信を扱う業者はノイズに強い光ファイバーを使った「光HDMIケーブル」というものを使用しています。
ノイズに強いことはもちろん、長尺にも対応していて当社では30mや50mといった長いケーブルを保有しています。

一般的なHDMIケーブルに比べて値段もかなり高いのですが、ここ最近はずいぶん安くなりました。
みなさんが配信を行ううえで、長距離のHDMIケーブルを引かなきゃいけない場合は光HDMIケーブルがオススメですので参考にしてみてください。
しかし、注意も必要です。
光HDMIケーブルの内部は光ファイバーを使用し映像を伝送しているので、曲げに弱いです。
必ずしもダメというわけではないのですが、ケーブルを直角に曲げての配線はケーブルを切断してしまう恐れがあり注意が必要です。
直角に配線するときは緩やかに曲げて使うのがセオリーとなります。また脚で踏まれたりするのもケーブルが切断する可能性があります。
この点は一般的なケーブルに比べると慎重に取り扱わなければならないでしょう。

それ以外には光HDMIケーブルには「方向性」というものがあります。
カメラからモニターに向かって信号が流れる場合、接続する方向が決まっているので間違って逆に接続してしまうと全く映りません。
コネクタ部分に「Camera」や「Display」といった記載があるので方向は間違えないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
この記事を執筆している2023年現在、長尺の映像ケーブルは光HDMIが最もオススメです。
プロ品質のSDIケーブルという選択肢もありますが、プロ機器以外に使えることが少ないので30m以上配線が必要な場合は迷わず光HDMIケーブルをオススメします。
Amazonなどで光HDMIケーブルと検索してみてください。
50mで8000円程度でしたら迷わず買いです!